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【美容師の手荒れ対策】原因と改善方法
こんにちは!モアコスメティックス株式会社の営業部です。
今回は、多くの美容師さんが悩まれている「手荒れ」についてお話します。
美容師さんの手荒れの原因は、一般には3つあると言われています。
①カラー剤・パーマ剤などの薬剤を使用している
②お湯・水に長時間手が触れている
③シャンプーを何度も使用している
これら手荒れとの関係性や原因についてお話していきます。
また、美容師ではない方でも肌荒れや手荒れのお役に立てればと思います。
美容師の離職率と理由について
美容師さんは、ヘアスタイルを通じて他人の人生に携わることのできる素晴らしい職業で、時にはその人の性格さえも明るく変えてしまうこともできる本当に素敵な職業です。ただし、キラキラした美容師という職業には過酷な面もあります。
美容師の離職の原因
それを物語っているのが美容師の離職率で、1年で50%、3年で80%、10年で92%と言う高い割合の結果となっています【厚生労働省の産業別離職状況からのデータより】。
なぜここまで離職率が高くなってしまうのでしょうか…..
もちろん、常に立ち仕事という事や、勤務時間が長く給料面も満足できていないケースも勿論あります。しかし、美容師を続けたくても辞めざるを得ない場合も多く、それが【手荒れ】という職業病です。
手荒れの症状
手が荒れてしまうことで、ハサミが持てなくなり、最終的にはシャンプーも染毛やパーマも出来なくってしまいます…。
「全て手を使う」という正に手に職である美容師業に支障をきたし、せっかく美容師免許を取得し美容室で経験を積んでいる最中であるのに、美容師人生を諦めざるを得ない方が多くいらっしゃいます。
中には手の角質細胞が剥がれて炎症が真皮層まで拡大し亀裂を起こして出血したり、皮剥けだけでなくジクジク痛みや酷い痒みも起こり夜中も眠れない程に苦しんでいらっしゃる方もいます。
ここまで手荒れも悪化してしまうと、細菌が皮下に入って感染症が起こる蜂窩織炎(ほうかしきえん)等のリスクも出てくるので、病院では「しばらく美容師は休職するように」とドクターストップがかかってしまいます。
美容師の手荒れ原因
①カラー剤やパーマ剤等の薬剤
カラー剤やパーマ・ストレートなどの美容室で行うメニューの薬剤は、性質が強いアルカリ性の物が多く、弱酸性の肌には負担がかかってしまいます。その為多くの美容師さんはカラーやパーマをする際には手袋をつけて施術を行い、ご自身の手を守るため薬剤が手につかないように保護をしています。
ただ、手袋が届かない範囲についてしまう事もあり、少量でも肌に触れてしまうと痒くなり炎症が起きる事が多々あります。また、パーマ剤を洗い流す時にはやはりお客さまは素手での心地良さを期待されていることもあり手袋を外される方も多いのが実情です。
市販のカラー剤を使われたことのある方ならご存じだと思いますが、製品の中に必ずビニール手袋が付属されています。肌への刺激が強いので、消費者の手を守る為に必ず手袋を着用していただくよう、注意事項も記載されております。
パーマ剤洗い流しの際、市販のカラー剤を流す際も、なるべく薄手でも良いので手袋をはめて素手は避けた方が良いでしょう。
②水やお湯
美容師さんは1日の中で、何十回とシャンプー・トリートメントをされています。ネットで【美容師 手荒れ 原因】と調べると、①に記載した薬剤の次に出てくるのが、水やお湯を使っているから、という理由です。もちろん、これも一つの原因と言えます。特にお湯で洗髪することが大半ではありますが、お湯に長時間手指を浸しているとどうなるでしょう?
左の写真の様にふやけてしまいます。
これは皮膚表面にある皮脂膜が取れてしまう事が原因です。しかしながら長時間お風呂に浸かったことが原因で、全身が荒れてしまった、という事は無いと思います。 つまり、手荒れに強く関与しているのは、水やお湯では無いという事です。 3つめの原因が、私たちが考える1番の原因だと言えます。 |
③シャンプーに含まれる洗剤
3つ目の原因は、シャンプーです。シャンプーに関しては以前から美容師の手荒れの原因だと言われており、美容師をされている内は一生付き合っていかなければならない問題とも言われております。
ではなぜ、シャンプーを使いすぎると手が荒れてしまうのでしょうか?ネットではシャンプーに含まれている洗浄剤の刺激が強すぎるという理由が多く挙げられています。その中でも『硫酸』の洗浄成分が、手荒れだけではなく頭皮荒れを起こす原因だとも言われております。
一般的に市販品でもサロン専売品でも【オーガニック系】や【ダメージヘアー用】という販売広告で売り出されている『アミノ酸系シャンプー』が多く使われております。お肌に優しいと言われている『アミノ酸系』のシャンプーを使用しているのに、美容師さんの手が荒れてしまう。
実はこの現状は全く知られていないのです。現在、市場に出ている硫酸系洗浄成分が含まれるシャンプー、アミノ酸系洗浄成分が含まれるシャンプーの殆どが、お肌に刺激があることが研究の結果判明しています。その為、サロン専売品のシャンプーでも手荒れを引き起こす方が続出しているのです。
残念ながら、アミノ酸は髪とお肌に優しいという情報が絶えません。その理由として、アミノ酸の成分は人体を構成しているアミノ酸と似ているため刺激がないと言われているからです。この情報は半分は正解ですが半分は間違いなのです。
硫酸の洗浄剤に比べて、髪に対してダメージは少なく、人体を構成するアミノ酸に似ているという部分は正しい情報です。しかし、似ている成分であるが故に肌に吸着してしまい洗浄剤の刺激を与えてしまいます。では、硫酸とアミノ酸がどのようにして、手荒れを引き起こしているのか次に詳しく説明します。
肌の仕組み ~洗浄剤の刺激~
手荒れの仕組みを理解していただくために、まずは肌の構造から説明いたします。人間のお肌は、大きく三層に分かれており、表面から、表皮、真皮、皮下組織となっております。更に表皮は四層に分かれており、一番表面から
角質層(かくしつそう) の順番で構成されています。 |
その中でも、紫外線やアレルゲンなど、外界からの刺激を防ぐバリア機能を担っているのが、角質層と言われている層です。また、角質層は乾燥肌を防ぐために水分を保つ働きをするセラミドという成分も守っています。角質層は0.02㎜と非常に繊細な層でありながら、お肌を守る役割を果たしています。
しかしながら、毎日使用しているシャンプーによって角質層は破壊されてしまっているのです。角質層が壊れると保っていた水分が逃げて乾燥肌になります。また、肌バリア機能が低下するためにアレルゲンや微生物が侵入しやすくなり、アレルギー症状や炎症にも繋がります。
これが、手荒れを引き起こす一番の原因です。
また、手や頭皮だけではなく顔や身体であっても同じく細胞は破壊されます。この刺激が蓄積することで、突然、アトピーやアレルギー体質になってしまう事もあるのです。
どのようなシャンプーが危険?
一体どのような成分が含まれているシャンプーが危険なのか詳しくお話します。プロの美容師の方だけではなく、消費者の方が見てもすぐに判別できるように解説するのでぜひチェックしてみてください。
シャンプーには先ほどお伝えしたように、お肌に刺激がある洗浄成分が含まれています。
洗浄成分の種類は、大きく分けて2つあります。
「硫酸系洗浄成分」
「アミノ酸系洗浄成分」
実際に、手荒れの原因になっている洗浄成分が下記の成分です。この成分が入っているシャンプーを使うと手荒れは改善されません。なぜなら、先ほどお伝えしたように、下記の洗浄成分が、お肌のバリア機能を壊してしまうからです。
美容師の方だけではなく、現在この記事を読んでくださっている方は、一度ご自宅で使用しているシャンプーの裏に記載されている成分表をチェックしてみてください。
・硫酸系洗浄剤 → ラウレス硫酸Na/スルホン酸/スルホコハク酸など
・アミノ酸系洗浄剤 → ココイルグルタミン酸Na/アラニン/グリシン/サルコシンなど
モアコスメティックス株式会社の取り組み
上記のお肌に刺激のある洗浄成分ですが、実は殆どのシャンプーに配合されています。
市販のシャンプーにはもちろんのことサロン専売品、薬用シャンプーや・・・なんとベビーシャンプーにも配合されています。
これら洗浄剤が身体に対してどれほどの害があるのかあまり知られていないのです。
そこで弊社は、どんな方でも安心して使用できるような低刺激のシャンプーを開発いたしました。
これまでの、硫酸系洗浄成分やアミノ酸系洗浄成分のどちらでもなく、お酢から作った洗浄成分を配合しております。
それが、ラウレス‐3酢酸アミノ酸という洗浄成分です。世界で初めての低刺激成分と認められ、特許も取得しております。
どのように低刺激なのかと言うと、角質層を壊さないため肌バリア機能を正常に保ちます。
美容師さんのように長時間シャンプーに触れても、手荒れを引き起こす心配がありません。また、手荒れを引き起こしている方に、弊社の低刺激洗浄剤のみを数カ月使っていただいたところ、手荒れが良くなった事例も数多くあります。その一部が上記の写真です。
さらに長時間使用し続けても、手荒れを起こさないと断言できるのは、24時間閉塞ヒトパッチテストを外部機関で行い、化粧水と同等の肌刺激数だという結果も出ております。手が荒れる方、荒れない方関係なく洗浄剤によって肌バリア機能は失われて行きます。
さいごに「改善方法は洗浄剤の見直し」
このように美容師さんの手荒れの1番の理由は、シャンプーなどに含まれる洗浄成分です。
手荒れを引き起こす洗浄成分
硫酸系洗浄成分(ラウレス硫酸・スルホン酸・スルホコハク酸など)とアミノ酸系洗浄成分(ココイルグルタミン酸・ラウロイルメチルアラニン・グリシン・サルコシンなど)です。
この洗浄成分は、殆どのシャンプーに入っており、角質層を破壊し、肌荒れや乾燥を引き起こします。
洗浄剤の見直しを
是非一度、世界で唯一「低刺激の特許を取得している」Badensスキャルプシャンプー&トリートメントをお試しされてみてください。
当社の特許技術や低刺激である事の研究結果の詳細はこちらのモアコスメティイクスラボページもご覧ください。
Badensスキャルプシャンプー&トリートメントは、お肌のバリア機能を担っている角質層をほとんど傷つけません。その為、角質層が正常に機能し、アレルゲンや微生物などの外界からの刺激が皮膚内部に侵入する事を防ぎ、炎症や手荒れの発症を防ぎます。
薬を塗布しても手荒れは治らないという声も多くあります。薬を塗り続けても、洗浄剤による刺激を受け続けていては治るはずの傷も治りません。
また、手が荒れるという事は、肌が弱い方が使用すると、頭皮やお顔、身体の肌トラブルまでつながる可能性があります。
美容師という多くの方を笑顔に出来る素敵な職業を長く続けていただくためにも、是非一度当社製品をお試しされてみてください。
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