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酸性パーマと酸性ストレートで顧客満足度向上
酸性パーマと酸性ストレート(縮毛矯正)についてご紹介いたします。
通常、パーマやストレートと聞くと…
従来のアルカリ性の商材をイメージする方が多いと思います。
確かに短時間での施術や強いカールを出せるなど美容室にとってメリットがあります。
しかし、髪の事を考えるのであれば「酸性パーマ」をおすすめします。
そこで今回は以下についてご紹介いたします。
・従来のパーマ/ストレートと酸性パーマ/ストレートの違いは?
・どういったメリットがあるのか?
・酸性パーマの施術で、「お客様満足度」をどのように上げていくのか?
この記事で一度、酸性パーマを使用してみたいと感じていただければ幸いです。
パーマの理論について
美容師の方はご存知だと思いますが、知らない方のために「パーマの理論」をご説明します。
一般の方は、パーマでヘアスタイルが維持できることを不思議に思われているのではないでしょうか?
アイロンや、ドライヤーで形を整えても1日キープするのが限界です。雨の日や湿気が多い季節だとコテで巻いても、数時間と保てない方もいらっしゃいます。
しかし、パーマを当てると水に濡れても長期間カールを維持することができます。
では、どのような仕組みでカールを作り、維持しているのでしょうか?
パーマにはウェーブ、ストレート(縮毛矯正)などがありますが、すべて同じ仕組みです。
パーマに使用する薬剤は1剤(還元剤)と2剤(酸化剤)の2つです。
還元剤の中にも7つの種類があり、それぞれ特徴があります。
髪の構成要素と薬剤
そして、パーマの仕組みを理解するうえで重要になるのが、髪の毛を構成している4つの結合です。
①水素結合
②塩(イオン)結合
③シスチン結合
④ペプチド結合
パーマの仕組みは、1剤(還元剤)を塗布し、③シスチン結合を切断します。
次に、切断した状態でロッドやコテでカールの形を作ったり、ストレートアイロンによって、縮毛をまっすぐに強制します。
その後、2剤(酸化剤)を塗布し、最初に切断したシスチン結合を再結合させます。
このように、形を整えた状態で再結合することで長期間カールを維持したり、縮毛を真っすぐに矯正したりすることができます。
これが、パーマの原理であり、酸化還元反応とも言われております。
還元剤の種類
上記でお伝えしたように、還元剤は7種類あります。
それぞれに特徴があり、パーマの仕上がりも大きく変わります。
【チオグリコール酸】(活動領域 ph7~9)
弾力があり、メリハリのあるウェーブを形成します。一度かかるとパーマの持ちが良く、しっかりとした強いカールがかかる為、質感は硬めの仕上がりになります。
【システイン】(活動領域 ph9)
健康毛には当たりにくく、phの高さから、カラーの退色が大きくなりやすい。還元力が弱い為、弾力を出すための前処理剤として使用される事もあります。
【システアミン】(活動領域 ph6~9)
柔らかいカール・ウェーブ形成が特徴で、ソフト系〜ハード系まで幅広くあります。ダメージにムラがあってもカールが当たりやすく、パーマ1剤の主流として使われるが、ニオイが臭く残りやすい。
【チオグリセリン】(活動領域 ph7~9)
硬い質感だが、ダメージの有無を問わない還元剤。健康毛にはあたりにくく、アルカリ性である為、肌への刺激があり荒れる場合もあります。ニオイがキツく残臭も残りやすい。
【サルファイト】(活動領域 ph10~11)
ウェーブの形成力が低いが、ダメージ、カラーの退色やニオイが少ない。高アルカリなので髪に対してダメージを与えてしまいます。
【GMT】(活動領域 ph4~7)
加温しなければ、ウェーブの形成力は弱いが、ダメージもカラーの退色も少ない。スピエラと似た性質と使い方をするが、スピエラよりも、ややドライでハリコシが出ます。
【スピエラ】(活動領域 ph4~6)
ハイダメージ毛にも、柔らかい質感でカールを形成できる。髪のダメージムラがあっても、均一にカールが出やすい安心感の強い薬剤。ニオイは独特でパーマ剤の中で最も臭い。
アルカリパーマ剤のメリット・デメリット
パーマを行う際は、一般的にアルカリ性の薬剤が使用されている事が多いです。最近では、酸性パーマや、酸熱トリートメントという言葉をよく耳にしますが、基本的にはアルカリ性の方が多く使われています。
その理由として、美容師さんによっては「アルカリ剤の方が長く使っていて慣れている」「軟化にかかる時間が短く、短時間で強いカールを出すことができる」等と様々です。
なぜ、薬剤によって施術スピードや使いやすさが変わってくるのでしょうか?
アルカリ性の特徴と合わせてご説明します。
アルカリ性の薬剤を使用し髪の毛に塗布した際、シスチン結合の切断に加え、健康毛を維持するために必要な塩(イオン)結合まで切断してしまいます。
アルカリパーマ剤のメリット
アルカリパーマ剤の使用時、水素結合・塩(イオン)結合・シスチン結合の3つの結合を切断する為
・軟化スピードが早い
・短時間でパーマをデザインすることができる
アルカリパーマ剤のデメリット
塩(イオン)結合が切断されることによって、髪の毛がダメージを受け、ツヤが失われパサつきます。
その為、何度もブリーチをしている髪やダメージが蓄積している髪に対しては、パーマを当てる事が出来ません。場合によっては、お客様の要望を聞けない場合もあります。
酸性パーマのメリット・デメリット
アルカリパーマは大半の美容室で使用されていますが、最近は『酸性パーマ』『酸性ストレート』の施術も増えてきました。酸性パーマは言葉通り、酸性のパーマ剤を使用することです。
では酸性のパーマ剤は、アルカリパーマ剤と違ってどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
酸性パーマのメリット
酸性パーマの特徴は、塩(イオン)結合を切断しない為
・髪への負担が少なくなる
・パーマの持ちがよくなる
・髪が柔らかい仕上がりになる
・ある程度ダメージのある毛髪であっても、カールやストレートを当てる事ができる
酸性パーマのデメリット
アルカリパーマ剤に比べて切断する結合が少ない為、軟化にかかる時間が長くなります。
また、アルカリパーマから酸性パーマに変更する場合に慣れるまで時間がかかる場合があります。
商材を理解することが大切
このように髪の毛のダメージを軽減できることから酸性パーマ剤を使用するサロンが増えつつあります。また、美容感度の高い一般の方などにも「酸性パーマ」というキーワードが注目を浴びつつあります。
そのような中で表向きは「酸性パーマ剤」とうたっているものの、実は「アルカリ領域でパーマを当ててしまっている」というケースもあります。
その場合、アルカリパーマ剤を使用した時と同様に毛髪に対して強いダメージを与えてしまっています。
なぜ、そういった商材が酸性パーマ剤として商品化しているのかというと…
実は1剤(還元剤)自体は酸性でできているのです。
ただし塗布する際にアルカリ性の水溶液を振りかける事でアルカリ領域になってしまいます。
気づかずに使用し続けると、酸性パーマ剤のデメリットを解消できたと勘違いしながら、気づかない間に毛髪に対してダメージを与えてしまっているのです。
酸性パーマ剤を導入する際は、施術で使用する商材一つ一つの仕組みを理解する必要があるのです。
バーデンス デジ&アナカールシステムの特性
さてここからは今回の本題としてご紹介したい
「Badens バーデンス デジ&アナカールシステム」の説明です。
Badensバーデンスのデジ&アナカールシステムは酸性のパーマ剤です。しかし従来とは違い、ダブル特許を取得しているパーマ剤です。
【一つ目の特許】
界面活性剤(洗浄剤)である、ラウレスー3酢酸アミノ酸の低刺激洗浄剤の特許です。
【二つ目の特許】
ラウレスー3酢酸アミノ酸を浸透剤として、1剤に配合することで特許を取得しております。
酸性パーマのデメリットを解消
このダブル特許製法により、Badensバーデンスのデジ&アナカールシステムは、これまでの酸性パーマのデメリットを解消することが出来ます。その仕組みを説明いたします。
界面活性剤の用途は様々あり、シャンプーに配合すると『洗浄成分』になり、パーマ剤に配合することで『浸透剤』になります。
ではなぜ、多くの酸性パーマ剤に界面活性剤が配合されてないのかと言うと、硫酸系やアミノ酸系の界面活性剤はお肌や毛髪に対して、ダメージを与えてしまう事が理由で配合することができません。
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しかし、弊社が開発した「ラウレスー3酢酸アミノ酸」は低刺激の特許を取得している唯一の洗浄剤であるため配合することが出来ております。
その結果、還元剤の浸透を促進させる役割でシスチン結合を切断することで、軟化スピードが早くなります。
また、パーマ&ストレートの施術マニュアルを作り定期的に講習を行うことで、取り扱ったことのない美容師の方でも問題なく使用することができます。
酸性パーマ剤のデメリットである
「軟化スピード」と「使いやすさ」を改善した商材
それがBadensバーデンス デジ&アナカールシステムです。
更に、還元剤でシステアミンを使用することにより、ソフト系~ハード系まで幅広いカールを再現することができ、非常に柔らかく仕上がります。
また、システアミンで問題とされている『臭い』に関しても、施術工程の中でシャンプー・トリートメントの回数を増やすことで残臭も解消できております。
顧客満足度を上げるためには?
最後に、パーマで顧客満足度を上げるために大切なことをお伝えします。
現在、パーマで成功する人は全体の一握りと言われているほど、パーマで顧客満足度を上げるのは難関です。原因としては、髪質が人によって異なるため、成功した方と同じように施術を行っても、それが成功につながるわけではないからです。
更にお客様の声として多いのが、
「予想以上にちりちりになり髪が傷んだ」
「自宅でパーマが再現できず、すぐに取れてなくなった」
「カールがかかりすぎて、イメージ通りではなかった」という理由です。
これらを改善できれば、パーマ利用者の満足度は一気に跳ね上がるのではないでしょうか?
それを可能にするのが、「Badensバーデンスの酸性デジ&アナカールシステム」で、髪のタンパク変性を軽減する為、髪が傷みにくく、柔らかく仕上がります。
また、アルカリパーマ剤で当てた場合に起こる膨潤反応が起こらない為、再現したいカールの大きさのロッドを、そのまま使用して施術することができます。
そして、髪へのダメージが軽減されるため、パーマの持ちは十分に期待できます。
気になる使いやすさについても
・マニュアルをご用意
・定期的に取り扱い方法や施術工程などのオンライン講習
をさせていただいておりますのでご安心ください。
今後、パーマや髪質改善で顧客満足度を上げたい!と少しでもお考えの方はぜひ下記のお問合せよりご連絡ください。
モアコスメティックス株式会社は、パーマ剤以外においてもお客様満足度アップにつながる商材を、研究・開発しております。